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シニアライフの見守り・安否確認サービスの費用について〜50代からの終活〜

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50代からの終活と題して、シニアライフへの備えに役立つ情報をお届けしているコラムシリーズ。前回のコラムでは、お一人様シニアライフで知っておきたい見守り・安否確認に関するサービス各種をご紹介いたしました。前回のコラムでは種類ごとのサービスの特徴を解説しましたが、今回のコラムではさらに費用面の情報を加えてご紹介いたします。

なお、前回のコラムで取り上げた主な見守り・安否確認サービスについて特徴を一覧にまとめると下表のとおりです。詳しい解説については、前回のコラムを遡って御覧くださいね。

 

見守り・安否確認サービス各種の費用について

訪問型 : 月額2,000〜5,000円

まず、見守り・安否確認サービスと言うと真っ先にイメージされることが多い訪問型について。実際にスタッフが高齢者宅まで派遣される訪問型の見守りサービスは、1回のサービスを受けるごとの費用で考えると割高な場合が傾向があります。しかしながら、頻度や一回あたりの時間、訪問エリアによっても費用の幅が大きいことも特徴の一つです。こちらに記載している費用はあくまでも目安として、依頼されるエリアの業者を調べられることをオススメします。

 

コミュニケーション型 : 初期2,000円+月額1,000円

次にコミュニケーション型の見守り・安否確認サービスについて。電話やメール等のやりとりで安否確認を行うコミュニケーション型のサービスでは、初回契約料と月額利用料が分かれている場合が一般的ですが、サービスによっては初期費用を求めない企業もあるようです。費用の相場は、初回契約料が約2,000円+月額利用料が約1,000円です。但し、固定電話と携帯電話によっても利用料が異なる場合があるため、ご確認くださいね。

 

通報(緊急ボタン)型:初期費用13,000円〜+月額費用2,500円

通報型とは、その名のとおり何かあったときに通報ボタン(緊急ボタン)を押すことですぐに助けを呼べる環境を整えるサービスです。すなわちシニアが住む自宅に機器を取付る必要があるため、機器の設置状況によっても費用が左右されます。機器はレンタルと買上げの2種類から選択できるサービスが主流であり、

レンタルの場合、初期費用約13000円+月額費用約3000円
買上げの場合、初期費用約53000円+月額費用約2000円

このような相場となっています。買上げの場合は初期費用が高く付きますが、長年使うことを考えると、後々の月額費用が安くなるためレンタルよりも購入するほうが支払う総額は安くなる計算ですね。

 

自動通知型:初期費用約5,000円 + 月額料金約3,000円

自動通知型のサービスとは、電化製品等、シニア世帯で本人が家電を使った行動を検知して、家族や見守り者の連絡先へ通知を届ける安否確認システムです。自動通知機能が付いた家電といってもポット、電気、扉につける機器など各種ありますが、テレビCMでも認知度の高い電気ポットを例にご紹介します。

電気ポットで安否確認の通知機能を利用した場合、契約料金約5,000円 + 月額料金約3,000円が相場となっています。
さらに契約料金には、ポットの送料や保証範囲内での修理費用、通信量、システムサービス料等が含まれることが一般的です。

 

センサー検知型:機器代金50,000円+初期+月額費用

センサー検知型とは、高齢者の自宅にセンサーを設置して、人の動きや温度を感知することで異常がないか機械が見守るサービスです。自動通知型の家電と同じく、人の動きは機器が感知して通知を送るため、機器の代金や設置費用を要する場合がございます。

一般的なサービスでみると、初期契約料と月額利用料がセットで支払う仕組みとなっており、機器代金は初めに支払うシステムが主流のようです。相場をみると、初期契約料は15,000円、月額利用料が約3,000円、加えて最初に購入する機器代金が50,000円〜80,000円程度と言われています。見守り・安否確認サービスの中でも費用が高い種類のサービスではありますが、特徴はさらに「オプションサービスをつけられる」という点にもあるようです。企業によっては、火災やガス漏れ監視機能が付いており、本人の住環境に関する見守りまで守備範囲が広いため、そのような企業のサービスが選ばれている特徴もあるのでした。

 

カメラ型 : 初期50,000円 + 月額8,000円〜

カメラ型とは、センサー型と似たタイプの見守り・安否確認サービスの一種で、その名の通りカメラで撮影した画像・映像が見守り・安否確認へ用いられます。センサー型等と同じく初期費用+月額利用料の2種類の費用が発生し、費用の相場を見ると、初回契約料が50,000円程度、月額利用料が8,000円〜と言われています。ちなみにこの場合の初期費用とは、カメラの設置費用や管理の保証金が含まれているプランを参照しています。

 

組み合わせで利用する場合を考えたプランを

見守り・安否確認サービスの一般的な相場について、ご理解いただけましたでしょうか?最後にお伝えしておきたい点は「見守りサービス各種のうち、複数を組み合わせ利用する可能性もある」ということです。例えば24時間の安否確認は機器類に頼りながらも、月1回程度は訪問サービスの方に来てもらって、近況をお話したり世間の情報を教えてほしい。見守りの各サービスごとにその分野に強い業者がいますが、もしも組み合わせでの利用を考えた時には、総合的に各種サービスを取り扱う会社のパッケージプランを利用することがお得な可能性もございます。また、契約関連の手続きも一度で済ませられ、メンテナンスを一任できる魅力もございます。

自分自身がどんな人との距離感、生活スタイルでシニアライフを過ごしたいか理想によって求める見守り・安否確認サービスも異なりますので、まずはシニアライフのプランを設計するところから始めてみてはいかがでしょうか?

投稿者プロフィール

土屋福美子
土屋福美子
一般社団法人 包括あんしん協会理事
株式会社 WISHLANE 取締役

【資格】
ファイナンシャルプランナー
終活アドバイザー
高齢者住まいアドバイザー
デジタル遺品アドバイザー

お金だけでは解決できない想いを叶え、生きた証を後世へ橋渡しするためのあなた人生のスパイスとして一生涯サポートしています。

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