エンディングノート 終活

樹木葬とは?メリット・デメリットや墓地の探し方を紹介

更新日:

埋葬の形も多様化が進んでおり、雑誌やテレビで終活が特集される機会も増えました。
その中で「樹木葬(じゅもくそう)」という言葉を見かけた経験がある方もいるのではないでしょうか?

樹木葬は花や木々に囲まれて眠ることができる埋葬方法ですが、そのスタイルや埋葬方法には複数のパターンがあります。

今回は樹木葬の種類とメリット、デメリットについてご説明します。

樹木葬とは?

樹木葬は墓石を置く代わりに、樹木や花々をシンボルにするお墓のスタイルです。桜などが人気ですが、ほかにも個人で埋葬される樹木葬では、ご自身が好きなお花やシンボルツリーを選んでオリジナルの区画を作ることもできます。

ガーデン風の洋を感じるおしゃれな区画もあり、和風だけでなく自由なスタイルで埋葬できるところが人気です。

人に限らず生きとし生けるものは、生涯を全うした後にやがて自然へと還っていくものです。樹木葬は自然に還る考えのもと、木々や花々に囲まれてゆっくりと眠りたい方が増えている中、年々取り入れる墓地や霊園が増えているのです。

樹木葬の種類

樹木葬と一口に言っても、そのデザインや場所はさまざまです。
代表的な種類は次の4つです。

  • ガーデン風の洋風デザイン
  • 日本庭園風の和風デザイン
  • 里山や高地の自然の中にある樹木葬
  • 季節の花や好きな石材を使った個別の樹木葬

洋風デザインの明るい樹木葬は民間霊園で多く取り入れられています。その中にはペットと一緒に眠ることができる、ペット共葬を許可している霊園もあります。

また、日本庭園風に重厚な石造りに囲まれた和風の樹木葬など、霊園や寺院墓地で取り入れているところがあります。

ふるさとを一望できる場所として、あえて里山や高台に樹木葬の区画を用意した墓地も人気があります。山々の自然風景とふるさとの街並みを眺めながら、ゆっくりと眠ることができます。

そして、樹木葬は基本的にシンボルツリーに対して、ほかのご遺骨と同じ区画に骨壺、または合葬される方法が一般的です。

しかし、墓石を用意するお墓と同じく、個人の樹木葬を希望する方もいらっしゃいます。最近では個人墓スタイルの樹木葬も増えており、その人が希望する木々や花を植えた樹木葬が人気です。

樹木葬のメリット

樹木葬のメリットは主に次の3つです。

永代供養なのでお墓の継承者が不要

樹木葬は基本的に永代供養のため、継承者を必要としません。そこで、おひとり様はもちろんご夫婦での利用が多い埋葬のスタイルです。

樹木葬は骨壺で一定期間埋葬されたあと、最終的にご遺骨を土に還して他の方々と一緒に合葬されます。そのため永代にわたってお寺や霊園の担当者が管理するため、跡継ぎに不安がある方も安心です。

近年では4名まで同じ区画に埋葬できる、家族墓スタイルの樹木葬も注目されています。

たとえばご両親とご自身の3人、またはペットと一緒に入ることのできるお墓として使用されています。

好きな植物の下で眠れる

樹木葬の魅力は、好きな植物の下で眠れるという夢を叶えられる点です。墓石は何となく無機質な印象を持っている方や、自分だけのお墓を持ちたい方もいらっしゃいます。

樹木葬であれば、木々の下で安らかに眠れると同時に、個人墓として利用できるため、墓石以外の埋葬スタイルを希望される方に人気です。

費用を抑えて埋葬してもらえる

費用を抑えたシンプルな供養方法である点もおすすめポイントです。樹木葬はシンボルツリーがあり、そこに骨壺を埋葬するだけのスペースで済むため、一般墓よりも費用を抑えられます。

予算をかけずにコンパクトな埋葬ができるため、現代のニーズに合致すると、今国内で話題を集めているのです。

樹木葬のデメリット

樹木葬はさまざまなメリットがありますが、気を付けたいポイントも複数あります。

お墓を引き継いでいけない

永代供養墓はお墓の継承者がいらないところがメリットであると同時に、デメリットになる可能性があります。

代々受け継いできた家族墓がある場合は、いきなり墓じまいをすると親戚から理解を得られないケースも起きてしまいます。まだ家族墓が定番だった世代の方々にとっては、すぐに理解を得られない可能性も考えられるのです。

樹木葬を検討される場合は、まず家族や親族の許可を得ておきましょう

お墓を引き継いでいけなくなることに理解してもらったうえで、ご先祖様のご遺骨の埋葬先などを決めていくことが大切です。

粉骨したり合葬したりするため後ほど遺骨を取り出せない

樹木葬は基本的に三十三回忌などの一定期間の供養が終わると、粉骨や合葬するところがほとんどです。

一度他のご遺骨と合葬すると、その後はご遺骨を取り出せません。遺族が改めてお墓を建てたいと考えても、ご遺骨を移動させられないため、十分に残される方々の気持ちも検討したうえで判断しましょう。

家族とお墓が離れる可能性がある

たとえばご自身が樹木葬を検討していても、夫は家族墓を希望するといったパターンがあります。

子供たちがご先祖様とのお墓に入り、ご自身だけが個人墓として樹木葬を利用することに抵抗を感じる方もいます。家族とお墓が離れることで、ご遺族が両方のお墓にお参りする負担がかかる可能性もあります。

樹木葬の費用相場とは?

樹木葬の相場は、墓地の環境や待遇によって異なります。

平均として、30万円台から申し込みができ、以降は維持費や管理費などの支払いもありません。

また、寺院墓地の場合でも樹木葬であれば、檀家になる義務もなく、そのまま供養をお任せできるため、遺族に負担がかからないところも魅力です。

樹木葬の中でも、ご自身が希望する木々や花を植えられるところや、永代にわたって合葬されないところは、費用が高く設定されているため、事前に予算と照らし合わせておきましょう。

おわりに

樹木葬は1999年に生まれた歴史の浅い供養方法ですが、今は全国的に整備が進んでいます。お墓の継承者がいない方でも、お寺や霊園が永代に渡って供養するため、安心して利用できる点がメリットです。

ただし、ご家族がいる場合は、ご自身だけ樹木葬を選ぶ際は、理解してもらうことも大切です。ぜひ樹木葬について学び、周囲の理解を得てお墓選びを進めていきましょう。

投稿者プロフィール

土屋福美子
土屋福美子
一般社団法人 包括あんしん協会理事
株式会社 WISHLANE 取締役

【資格】
ファイナンシャルプランナー
終活アドバイザー
高齢者住まいアドバイザー
デジタル遺品アドバイザー

お金だけでは解決できない想いを叶え、生きた証を後世へ橋渡しするためのあなた人生のスパイスとして一生涯サポートしています。

約5000人の保険コンサルティング実務経験から
「お金、心、身体」のトータルサポートが必然。
あなたの心からの笑顔と実現力を引き出すライフナビゲーター。
お問い合わせ
セミナー案内
終活サービスのご案内

-エンディングノート, 終活

Copyright© 包括あんしん協会 , 2022 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.