終活 老後

おひとりさまの将来~50代からの終活~

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50代からの終活と題して、シニアライフへの備えに役立つ情報をお届けしている連載。
今回のコラムでは「おひとりさまの将来」と題して、この先、中長期的な将来で”50代以上の単身者数がどのように増えるのか”といった内容をお伝えしたいと思います。

そもそも「お一人さま」と聞けば生涯未婚の単身者を連想するかもしれません。しかし結婚歴があっても離婚や死別のケースを含めると、さらにシニアライフを単身で過ごす可能性もございます。

配偶者の有無に関わらず、将来のシニアライフをお一人さまでさまで暮らす場合に備えておくことは、誰にとっても関係があるテーマとしてお考えください。

人口の半分がお一人さま暮らしを迎える時代へ

 

2035年時点で人口の半分が独身の社会が訪れる。この推定は国勢調査の統計から導かれたもので、
15歳以上の全人口に占める独身者数(未婚+離別や死別を含んだ方の数)が2035年頃には48%を占めると推計されています。

ちなみに46〜54歳の世代の未婚率の平均値を示す「生涯未婚率」は2035年頃で男性30%、女性20%と推計されています。
さらに離別や死別による独身者率、つまり結婚歴がある方のお一人様率でみると、男性9.2%、女性26.1%といった推計です。
(独身者率について男女比に大きな開きがある背景には、男女での平均寿命の違いが表れています)

このような推計でみれば、配偶者がいる(結婚歴がある)場合においても、

女性の場合、将来的に4人に1人の割合
男性の場合、将来的に11人に1人の割合

で、いずれお一人様での生活を送る可能性があると示されているのです。

お一人様生活で見れば、配偶者の有無だけでなく「親と子」の関係で共同生活を行う世帯構成もありますが、
しかし、このような世帯別でみても「単身世帯」の割合は様々な世帯構成のなかでもっとも多い現状が報告されています。

さらに単身世帯の割合は今後も増え続け、2035年には

単身世帯が全体の約4割を占めること
夫婦と子どもの世帯は約2割まで縮小すること

が推計されています。

このような構成の世帯とは別に

夫婦のみの世帯はゆっくりと増加傾向と見られ、

◎子どもを持たない夫婦の選択
◎子どもが独り立ちした後、高齢夫婦だけで暮らすこと

といった選択肢が増えつつあることを示しています。

つまり、繰り返しますが「ひとつ屋根の下で共同生活を送る家族」は少数派へ、
そして「生涯を独身で過ごすケース」「結婚していても、やがてお一人様でシニアライフを迎えるケース」が一般化されていくと見られているのです。

よって、このようなコラムをご覧になっている方は既にお気づきかと思いますが、
配偶者の有無に関わらずお一人様でのシニアライフに備えておくことは誰にとっても身近なテーマということです。

 

お一人さまで過ごす老後をシミュレーションしてみよう

配偶者や子どもの有無に関わらずどなたにとっても無関係ではない、お一人様シニアライフ

この備えを作る選択肢として「依存先を分散させる暮らし方」を意識してみてはいかがでしょうか。

自立的な暮らしとは全ての事柄を自分でこなせる生活ではありません。
人間は自分以外の誰かと関わりながら生きる生き物ですから「いざという時に頼れる先が複数あること」こそ自立的な生活と言えるでしょう。

子育てや介護、看取りなど、旧来では家族で賄っていた依存関係を「家族ではない頼れる先」へ分散する将来へ備えておくのです。

シニアライフへの備えは、まだ現役ではたらける50代のうちから始めるに越したことはありません。

お一人さまのリスクを理解して対策が必要な時代を迎える一方、
このような需要に応じて「お一人さまシニア向けのサービス」も世の中に増え続けています。

将来的に頼れるサービスについて理解しつつ、必要な資金や手続きを徐々に整えていきましょう

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。

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