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脳トレに挑戦 〜50代からの終活 シニアの生きがい楽しみ〜

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シニアライフへの備えに役立つ情報をお届けしているコラムシリーズでは、「生きがい・楽しみ」に焦点を合わせて人気な趣味や過ごし方について特集しています。シニアライフについて考える上で特に注目を集めるテーマの一つが「認知症問題」について。2020年の統計結果では、65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%、約602万人と報告されており、割合でみれば6人に1人が認知症有病者と報告されており、歳を重ねる上で誰にとっても遠くない存在の問題ではないでしょうか。

このような社会の中で、認知症の予防にも繋がる存在として「脳トレ」が注目を集めている話題については、ご存知の通りです。
こうして注目を集める脳トレですが、実際のところ特別なレッスンや教材がなくても気軽に始められる習慣という点について、今回のコラムでは詳しく解説してまいりますね。始められそうと思った習慣から早速取り入れてみてください!

 

始めやすい脳トレの習慣3選

 

それでは「気軽に始めやすい脳トレ習慣」についてご紹介してまいります。

1)ゲームの機会を活用する

 

脳トレと言えば、テレビコマーシャル等が流行った影響もあって「ゲームソフト等を使って始めるもの」といった印象を強く持たれる方も多いことかと思います。

ここで脳トレのポイントを見てみると、脳機能を活性化するポイントとして、以下の3点が挙げられます。

脳を活性化する行動のポイントは、
1)挑戦すること
2)考えること
3)判断すること

 

脳を活性化するための習慣のポイントとは、この3つ。よって、脳トレとは必ずしもゲームに挑まなくても構わないのですが、3つのステップを組み込みやすいシステムとして「問題と答えが設定されているゲームが活用されやすい」といった傾向があるのです。

脳トレのゲームと聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、難易度についても幅が広い存在です。

子どもの知育教育にも様々な対象年齢ごとの玩具があるように、認知症予防を想定したゲームや玩具についても幅広い種類のものが用意されています。

比較的若い年齢の間から、予防習慣として脳トレを取り入れたい場合は、クロスワードパズルや数独のような

・達成感を得やすいゴールが設定されているもの
・定期的に新しい問題が発売されているもの

といった切り口で、長く習慣として楽しみ続けられる脳トレゲームを始めてみてはいかがでしょうか?

 

2)いつもと違う「非日常」にトライする

 

さて、1つ目のポイントで「脳トレとは、必ずしも商品化されているゲームを使う必要がある訳ではない」という点についてご紹介いたしました。要するに脳トレとは、何か特定のゲームに取り組むことで達成できるものではなく、筋トレのように脳の使い方を意識する習慣そのものを指すということです。

繰り返しになりますが、脳を活性化させる習慣のポイントは、

1)挑戦すること
2)考えること
3)判断すること

の3点でしたね。

つまり、この3つのポイントを意識して組み込むことで、習慣そのものを意識的に脳トレ習慣として活用できるのです。
認知症予防の脳トレ習慣として特におすすめされている方法は「毎日ひとつ、非日常に挑戦してみる」というもの。
シニアライフともなれば、たいていの人が「自分が心地よいと感じるライフスタイル」のパターンを確立しています。

朝は何時に起床して、朝ごはんに何を食べて、午前中にどんな家事をやって、休憩して、趣味の時間はこれをして・・・
と生活パターンが決まっていて、規則正しい生活習慣を送れているのは健康のために望ましいことですよね。

しかし完全にパターンが決まりきった日常の場合、特別に思考をしなくても習慣に則っていれば生活を送ることができるので、
考えたり、判断する機会が希薄になってしまうのです。

例えば、毎週決まった曜日には、今まで使ったことのない食材で料理をしてみる、
いつもの散歩コースを意識的に寄り道してみる、新しい習い事に挑戦してみる等、テーマは何でも構いません。

ルーティン化された生活の中で、意識的に非日常を取り入れるタイミングを作ることを心がければ、
生活そのものが脳トレに直結するということです。

 

3)健康管理から脳トレにアプローチ

 

ここまでは、脳の使い方、つまり思考習慣についての脳トレを主にご紹介してまいりました。
一方、脳も大胆に分類すれば内蔵機能の一つと考えることもできるのです。
つまり、使い方だけでなく脳への日々のメンテナンスも本領発揮のためには欠かせないということ。

例えば、脳が良いパフォーマンスを発揮するためには「睡眠」が非常に重要であることは、昨今では常識の範疇として認識されています。
健康な脳(思考力)と共にシニアライフを謳歌するためにも、若い間から極端な睡眠不足で負荷を溜め込む習慣はNGです。
脳がパフォーマンスを発揮する上でベストと言われる睡眠時間は、最低8時間。そして、睡眠負債は後々にまとめて解消することができないと言われています。シニアライフに本格突入するまでの今のうちから、特に睡眠を中心とした健康管理には改めて心がけておきたいところです。

 

また、睡眠と同じくらい脳への影響力が高い存在として近年注目を集めているテーマが「腸内フローラ」です。

腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、人間の性格や記憶力等に影響を与えており、腸内フローラと呼ばれる腸内細菌のバランスが記憶力の優秀さや脳疾患への抵抗力を司ることが最近の研究で明らかになりました。

腸内細菌を適切なバランスに保つためには、栄養バランスの取れた食材、特にキムチや味噌などの発酵食品を意識的に摂取することが推奨されています。

また腸内フローラ改善への有効性が裏付けられたヨーグルトやサプリメント、栄養ドリンク等もありますので、思考の習慣づくりと同じく食習慣づくりについても、早い段階から取り組んでおきたいところですね。

 

脳トレは身体を動かす運動とセットで

 

今回は「脳トレ」をテーマに、そのポイントや習慣としての取り入れ方についてご紹介してまいりましたが、
最後のまとめとして、脳トレの効果を倍増させる「運動習慣との組み合わせ」についてご紹介します。

とある研究によると、週に2回以上の有酸素運動習慣がある人は、そうでない人と比べて認知症の発症率が50%以上低いといった調査結果も発表されています。

運動をすると脳内で「脳由来神経栄養因子」という物質が分泌されるのですが、この物質は神経細胞の機能を向上させ、神経細胞の成長や維持、再生に欠かせない存在であると分かっています。

このように脳神経の成長を促す物質が運動によって分泌されるという結果は認知症予防の観点からも無視出来ません。

特に単純に身体を動かすだけでなく、相手がある対戦形式の運動をしたり、季節ごとの風景を観察しながらウォーキングしたりと、身体のトレーニングを組み合わせることによって、脳トレの効果も倍増ということです。

脳トレについて、気軽に始めやすい方法や効果を倍増させるポイントについて、ご理解いただけましたか?
身体が日々の筋トレによって維持、成長することと同じく、脳トレも一日にしてならず、積み重ねによって効果を発揮する存在です。
シニアライフが気になり始めた今のタイミングから、意識的に新しい挑戦を生活に取り入れたり、頭を動かしながら身体を動かす趣味を始めてみてくださいね。

投稿者プロフィール

土屋福美子
土屋福美子
一般社団法人 包括あんしん協会理事
株式会社 WISHLANE 取締役

【資格】
ファイナンシャルプランナー
終活アドバイザー
高齢者住まいアドバイザー
デジタル遺品アドバイザー

お金だけでは解決できない想いを叶え、生きた証を後世へ橋渡しするためのあなた人生のスパイスとして一生涯サポートしています。

約5000人の保険コンサルティング実務経験から
「お金、心、身体」のトータルサポートが必然。
あなたの心からの笑顔と実現力を引き出すライフナビゲーター。
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