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親と一緒に進める終活とは?もしもの時に備えたい事前準備や注意点

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誰でもいつかはやってくる人生のエンディング。自身が年齢を重ねるごとに、気になってくるのが親の終活です。

いつかがやってくる日に備えて、親の介護や亡くなった後の希望をしっかり聴いておきたいものです。もしもの時に備えて、親と一緒に終活を進めていきましょう。

親の終活で把握しておきたい情報は?

親の万が一の時に備えて、把握しておきたい情報をご紹介します。
特にご高齢の親との間でトラブルや行き違いが置きやすい、介護と認知症の対応、相続についてはしっかり話し合ってください。

親族の連絡先

親の身に何かあった時、親族やお世話になった方々にすみやかに伝えるため連絡先をまとめましょう。兄弟、親戚、親の仕事関係の知り合いなど、子供が把握していない交友関係があるかもしれません。

もし親と離れて暮らしているのなら、地元の地域包括支援センターや、老人ホームなどの連絡先も控えておくと安心です。また、相手には自分の連絡先を伝えることも忘れないでください。

かかりつけ医者と現在の服薬状況

高齢になるほど、突然の病気やケガの可能性が高くなります。持病やアレルギー、これまでの病歴や手術歴などを把握しておきましょう。

現在どんな薬を飲んでいるのかも、入院や手術時に質問される情報です。事前に病歴や服薬状況を知っておけば、スムーズな治療にも役立ちます。

寝たきり・認知症になった時の財政管理方法

寝たきり認知症などで親自身が管理できなくなったとき、誰が財政管理するか話し合いましょう。突然の病気や認知症などで、金銭の管理ができなくなる可能性があります。

そこで、現在どの金融機関と取引があるのか、書類としてまとめておくと安心です。お金に関する問題はデリケートな部分ですので、せめて取引先銀行を把握しているだけでも万が一の事態に役立ちます。

納骨方法や火葬の希望

葬儀や納骨の希望を聞いて、親が望む形の葬式を執り行いましょう。
菩提寺にある墓に埋葬するのか、樹木葬や海洋葬など、ほかにも埋葬方法はさまざまあります。

遺産相続について

親の終活の中で、もっともトラブルの元になることが遺産相続です。現在親がどれくらいの資産を持っているか、土地や株券などもある程度把握する必要があります。

また、親が元気なうちに相続相手を指名するため遺産分割協議書も作成しておきたいところです。認知症や病気などで意思疎通が困難になってからでは、親が希望する相続ができない可能性があります。

親と一緒行いたい終活とは?

画像出典元:PR TIMES

Kaedeによる「終活と家族からの想いに関する調査」で、親の終活を手伝いたい子供は8割を超えているとのこと。

また、終活を通じて不用品の整理、相続手続き、お墓の準備などを進めたいことがわかります。

高齢になった親にとって、終活をご夫婦だけで進めることは体力的な負担があります。子供として親のサポートをしながら、次の項目を最優先に終活を進めていきましょう。

不用品の整理

不用品の整理は体力がいる作業です。両親だけではたくさんの荷物を仕分けしたり、大きな荷物を運んだりすることは負担です。

できるだけ子供たちが手伝いながら家にある不用品を処分しましょう。また、遺品として相続を希望する物品も確認しておくと安心です。

葬儀やお墓の準備

葬式には何人くらい来るのか、菩提寺はどこか知っておくと葬儀前の準備がスムーズです。また、遺影や納骨方法の希望を聞いていれば、余裕をもって準備できます。

お墓がなければ、いっしょにお墓も作る準備を進めておきたいですね。近年は生前のうちにお墓を立てたり、生前葬をしたりするご家庭も増えてきています。

終活セミナーへの参加や有資格者への相談

終活をスムーズに進めるため、親子でセミナーに参加することをおすすめします。

書籍やインターネットで終活の情報を集められる時代ですが、セミナーで実際にエンディングノートを作ったり、有資格者へ相談したりすることで、細かい疑問や悩みを解消できます。

現在はコロナ禍の影響で、オンライン開催の終活セミナーが増えています。外出が困難でも気軽に参加できるため、親に終活の必要性を知ってもらえるよう一緒に参加しましょう。

エンディングノートを書いてもらう

親の葬儀やお墓、遺産相続などの希望は、エンディングノートでまとめましょう。1冊のエンディングノートに書いておくことで、親が希望することを周りの人に共有しやすいメリットがあります。

エンディングノートは親の人生の思い出を振り返り、理解を深めるきっかけになります。

親と一緒に終活を進めるうえで気を付けたいこと

終活は人生の終わりに向けて準備を進めるデリケートなことです。子供がむやみに終活を考えてほしいと声掛けをするのは、親の気分を害する可能性もあります。

そんな親の終活について、どう進めるべきか気を付けたい点をご紹介します。

できる限り親の意志を尊重する

できる限り親が希望する形の葬儀やお墓の準備を進めましょう。遺産相続や、残った遺品の管理など、親が亡くなった後も希望に沿った対応をすることが最後の親孝行。

親子で終活のことを話し合うと、つい心配から意見を言ってしまったり、親の考えが理解できないと突き放したりしてしまうことも。
しかし、あくまで終活するご自身が納得のいく形をとることが理想です。

特に貧しい戦中戦後を経験してきた世代にとって、物を捨てること自体に抵抗がある人は少なくありません。親の気持ちも尊重しつつ、遺すものや処分するものをじっくりと分けていきましょう。

無理に急かさず、親の気持ちを整理する意味も込めて、ていねいに進めていきたいですね。

ほかの兄弟・親戚に親の考え方や情報を伝えておく

いつかの時に備えて、早めにほかの兄弟や親戚に親の意志を伝えておくことがトラブル防止になります。親と自分自身だけで終活を一方的に進めた結果、ほかの兄弟や親戚の反感を買ってしまう可能性もあります。

ほかの兄弟はいっしょに親から育ててもらい、見送る立場になる存在です。兄弟によって価値観や生活環境は違うもの。

終活を進めている間も、できるだけ兄弟で話し合いながら進めていき、こまめに情報共有しましょう。

先に自分が終活をはじめる姿を見せる

70代以上の親世代は、まだまだ終活という文化になじみがありません。終活をしようと持ちかけても、行動に起こしてもらえない可能性を考えておきましょう。

その際は急かさずに、子供である自分から終活を始めることをおすすめします。自ら終活で得た気づきやメリットを伝えれば、両親に興味を持ってもらえることがあります。

今や終活は30代から始めている人もいる時代。50代を過ぎた子供が、高齢の親とともに終活を進めていく姿を見せましょう。

さいごに

親が元気なうちに、様子を見ながら少しずつ終活の話を進めておけば、老後も安心して過ごせます。
デリケートな話題だからこそ、放置してしまいがちなものですが、いざという時親の気持ちを尊重した葬儀やお墓の準備ができるよう勇気を持って行動しましょう。

親に終活をすすめると同時に、自身も終活をするのもおすすめです。
「一緒にお互いのエンディングノートを作らない?」と、声をかけてみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

土屋福美子
土屋福美子
一般社団法人 包括あんしん協会理事
株式会社 WISHLANE 取締役

【資格】
ファイナンシャルプランナー
住宅ローンアドバイザー
高齢者住まいアドバイザー
デジタル遺品アドバイザー

お金だけでは解決できない想いを叶え、生きた証を後世へ橋渡しするためのあなた人生のスパイスとして一生涯サポートしています。

約5000人の保険コンサルティング実務経験から
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