エンディングノート 終活

WEBエンディングノートを使うメリット

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50代からの終活と題して、シニアライフへの備えに役立つ情報をお届けしている連載ですが、今回扱うテーマは、WEBエンディングノートについて。エンディングノートと言えば名前のとおり、紙のノートを連想される方が多いかもしれませんが、最近では様々な企業が提供する「WEB版のエンディングノート」と「紙のノート」の2種類を使い分ける終活も一般的になりつつあるのです。

WEB版のエンディングノートとは

ご存知のとおり、エンディングノートとは、自分の老いや「死」に備えて、家族や知人友人など遺された人のために伝えたい内容をまとめておくノートのことを指します。

もともとは自身の「死」に備える記録として世間に広まったエンディングノートですが、長寿命な人生が身近なものになって、段階的に老いるシニアライフの在り方が広く知られた今では、ライフステージに応じて「こんな風に暮らしたい」「この時点では、このような介護を依頼したい」「判断力を失った後は、この人にあとのケアをお願いしたい」といった風に、生前から死後の手続きまで一貫して想いを残すような記録としてもエンディングノートが活用されています。

そしてエンディングノートといった言葉が一般的に定着したいま、比較的に新しいサービスとして「WEB版のエンディングノート」が台頭していることはご存知でしょうか?

WEB版のエンディングノートとは言葉のとおり、インターネット上で提供されているサービスを通じて、自身の記録をインターネット上のクラウドへ残せるエンディングノートのことを指しています。さらに、インターネット上に接続するか、自身のパソコンのなかの閉じた環境のみにデータを残すかに関わらず、パソコン上で管理するもの全般は「デジタルエンディングノート」と呼ばれる場合もございます。

 

WEBエンディングノートを使うメリット

紙のノートに文字を書き込むこと、パソコンで入力する情報といった形式に関わらず、「自身の万が一に備えて情報を残す」といった目的は共通しています。

一方、WEBエンディングノートのようにデジタルデータで記録を保管することには、次のようなメリットが挙げられます。

1)デジタル媒体の記録を残せる

SNSやブログのアカウントを日記代わりに使っている方にとって、これらの記録は自身の人生を表す資産の一つです。遺された大切な人にとっても、生前の大切な人を思い出す上で、SNSやブログのアカウントは無形資産の一つのような存在になっていることでしょう。

紙のエンディングノートと違って、デジタル媒体で記録するエンディングノートならば、ブログが保管されているサーバーへアクセスできる状態を整えておいたり、死後第三者にSNSのアカウントの管理を託すような設定も、紙の記録と比較して分かりやすく整えておくことが叶います。

2)大量の画像や資料を蓄積できる

デジタルデータをクラウドに保管しておけば、大量の画像や資料を整理された状態で残すことも簡単です。紙の状態で持っておくと嵩張ったり、劣化が進んでしまう古い写真も、スキャンデータで残す「思い出写真の終活」についても請負サービスが登場する昨今。

WEBサービスを使ってクラウドへすぐにアクセスできる状態を作っておけば、自分の死後はもちろんのこと、生前にも思い出の写真を見返す楽しみを作れます。

3)デジタル遺産の管理がやりやすい

今までのコラムでも「デジタル終活」といったテーマを取り上げてきたとおり、ネット銀行やネット証券、有料のWEBサービスを使うことが一般的になった今では、手に取れる形のないデジタルの形で残っている遺産も無視できない存在です。

デジタル遺産に関するログイン情報などは、GoogleドライブやDropboxなどのクラウドサービスに保存しておけば、どんな端末からもアクセスできて、最新情報を一元管理しやすいメリットがございます。

4)管理や修正がしやすい

ここまでの項目でも取り上げてきたとおり、紙で作るノートと違ってWEBサービスを利用したエンディングノートは、同じサービスを利用する限り、アクセスすれば同じところで管理される状態が保たれます。

紙の本と違って物理的に紛失したり、一冊、二冊・・・と書きかけのノートを重複させてしまう心配がなく、最新情報を管理しやすいのです。

なおWEB上で編集、情報はクラウドで管理…と言うと守秘性が低いように感じる方もあるかもしれませんが、WEB版エンディングノートのサービスでは、専用のIDとパスワード管理されている場合がほとんどですので、誰でも実物があれば閲覧できる紙のノートよりも正しく使えばセキュリティレベルが高いと言えるでしょう。

 

紙とデジタル版を使い分ける選択肢

 

「いくら便利といっても、最期の想いはやっぱり手書きの文字で残したい」なんて気持ちが生じるのも自然なことでしょう。

そこでエンディングノートについても

・画像や音声、動画のようなデータはデジタル版のエンディングノートへ
・介護や葬儀の希望など、気持ちを伝えたい内容は紙のノートへ手書きで

といった風に、残したい情報別にデジタルとアナログを使い分けるのも賢い選択肢の一つ。
WEB版のエンディングノートには、記録を進めやすいようなガイドラインが示されていたり、サポートサービスを受けられる場合もございます。

デジタル情報を使いこなす今の暮らしに沿ったエンディングノートの残し方をお試しくださいね。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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