終活の中でも、ものを減らしてすっきりと生活することは早めに進めていきたい事柄です。
エンディングに向けてだけでなく、今のシニア生活をより豊かにするために余分なものは減らして軽やかに生きることがとても大切なのです。
その中でもかさばりやすく、つい買ってしまいがちな衣類は、きちんとルールを決めて減らし、増やさないコツがあります。この記事では終活で押さえておきたい、服の整理方法をご紹介します。
衣類を整理して身の回りをすっきりさせよう
衣類を整理することは、まずものを減らす時に真っ先に手をつけたいところだと言われています。
その理由は季節ごとに着るものが変わり、さらにトレンドがあるためつい量が増えやすい点にあります。今着ている服に満足していても、それが必ずしも来年も着たいと思えるデザインとは限りません。
服の流行に合わせて購入したものは、時代遅れで身につけづらい気持ちになってしまうこともあるのです。
また、せっかく購入したとしても、トップスに合わせるボトムがないなど、思うようにコーディネートできないことも服が増えやすい理由です。
結局買ったものの身につけないままクローゼットにしまった状態になっている人も多いのではないでしょうか>
ものを処分するときは、ついもったいないと考えて手放すことに躊躇してしまいがちです。しかし生活スペースを圧迫し、似たような服、サイズが合わない服をいつまでも取っておくことは、体力が衰えた時に整理するには大変な作業です。
そして遺族にとっても遺品整理の負担につながるため、早めに服の整理を進めていきましょう。
処分する衣類・残す衣類の分け方
服を整理するときは、最初に処分するものと残すものお分けましょう。
処分したい服の特徴
真っ先に処分したい衣類の特徴は次のとおりです。
・汚れている服
・穴が空いていたりパーツが取れていたりする服
・サイズが合わなくなってしまった服
・年齢を重ねて似合わなくなった服
・流行から外れている古いデザインの服
・1年袖を通していない服
ついやってしまいがちなのが、高かったからという理由で着ないままとっている服です。しかし、いくら保管していても着る機会がなければ、それは自分にとって不用品です。
だからこそ1年以上身につけていない服は、たとえ高い服でも今の生活にはいらないものとして、中古買取に出したり処分したりしましょう。
同じく汚れている服、破損している服も処分しましょう。
とっておきたい服の特徴
次に処分するか迷ったときに、とっておきたい服の特徴をご紹介します。
・何パターンもコーディネートが思いつく服
・シンプルでトレンドに左右されない服
・通年通して着れる服
・気に入っていて頻繁に身につける服
服にはずっと形を変えず、シンプルなデザインで愛されるものがいくつかあります。たとえばTシャツやデニムは、世界中で愛されている定番のスタイルです。
また、女性であれば簡単にコーディネートが完成するワンピースもおすすめです。上下のコーディネートが何パターンも思いつくような、着回しのきく服をとっておくと自然と保管したくなる服の数が減ります。
衣類を増やさないためのコツ
衣類を増やさないために、整理するコツやその後の生活スタイルのポイントをご紹介します。
今持っている服を全て出してチェックする
最初に家の中にある衣類を全て出して、種類ごとに分けましょう。
トップスとボトム、ジャケットなど、ジャンル分けすることで何を何枚持っているのか判断できます。
その中で、最低限持っておかなければいけない次のような服を保管しましょう。
・冠婚葬祭の礼服
・仕事に関係する衣類
・寒い季節に欠かせないアウター
その状況で必ず必要になる衣類は、処分しないでとっておくことが大切です。同じ役割の服が複数枚あるときは、2〜3組程度にとどめて体型に合わないものや古いものは処分しましょう。
オフシーズンのものから整理する
オフシーズンのものから整理すると、明日着る服がないといった状況を避けられます。冷静に判断するためにも、今すぐ必要にはならない服から仕分けましょう。
夏ならセーターやアウター、冬ならTシャツ、ハーフパンツをみて、来年も着るかどうか考えてみてください。
その中でも前シーズンに身につけなかった服は今後も着ない可能性が高いため、処分しましょう。
残す枚数を決めてそれ以上は買わない・捨てる
服を整理した後に、また量が増えてしまうことを防ぐには枚数を決めておくと安心です。
最低限あるといいとされる服の枚数は1週間分の着回しができること。トップスとボトムスを毎日着替えるとそれぞれ7着×2で14枚です。
シーズンごとに着替えるのなら、14×4で56着あれば生活できる計算です。着回しができる服ならさらに枚数を減らせるうえ、春と秋は同じ服を活用しやすいシーズンです。
下着も同じく1週間分があれば十分生活できます。この56着を目安に、無理のない範囲で服を管理していきましょう。
まとめ
衣類の整理はかさばる私物を一気にすっきりとさせられるうえ、毎日着る服に悩むこともなくなります。
ついシーズンごとに新しい服を買い込んでしまう方も、今ある服を見直して本当に着回せるものだけを残しましょう。
投稿者プロフィール
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一般社団法人 包括あんしん協会理事
株式会社 WISHLANE 取締役
【資格】
ファイナンシャルプランナー
終活アドバイザー
高齢者住まいアドバイザー
デジタル遺品アドバイザー
お金だけでは解決できない想いを叶え、生きた証を後世へ橋渡しするためのあなた人生のスパイスとして一生涯サポートしています。
約5000人の保険コンサルティング実務経験から
「お金、心、身体」のトータルサポートが必然。
あなたの心からの笑顔と実現力を引き出すライフナビゲーター。
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