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生前に残すラストフォト〜50代からの終活〜

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「50代からの終活」と題して、シニアライフへの備えに役立つ情報をお届けしている連載ですが、今回は「生前に残すラストフォト」をテーマにご紹介したいと思います。

 

生前遺影、ラストフォトの時流

近年、生前から自身の遺影写真の準備を行う「生前遺影」のサービスが終活の一貫で注目されています。

また「遺影」という言葉そのものについても「ラストフォト」と呼び名を変えて、新たな市場が育まれていることをご存知でしょうか?

遺影と言えば、従来は「礼服(正装)を着て、正面から撮影された写真」という慣例がありました。よって、遺影と聞けば「証明写真のような感じ」と連想される方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、この頃では「遺影」から「ラストフォト」と名前を変えて、個性や親しみやすさを表す服装やポーズのまま写真を残し、個性的な写真を葬儀で用いることも受け入れられつつあるのです。

 

生前に遺影を用意しておくメリット

生前に葬儀の契約を行うことと同じく、遺影についても生前に用意しておくことには、このようなメリットがあると言われています。

本人が望む「お別れ」を表現できる

生前に関わりのあった人と最後のお別れの場となるお葬式のシーン。参列した方は、葬儀の中心に掲げられた写真を見つめながら、生前の思い出を振り返って別れの時を過ごされることでしょう。

趣味を楽しむ様子の写真を飾る
正装でオフィシャルな雰囲気の写真を飾る
最近でもっとも元気そうな様子の写真を飾る

など、遺影で飾られる写真によって、「最後にどんなイメージを持ってお別れをしてもらうか」と葬儀の雰囲気も左右されるものです。

遺影を選ぶことで、自身が望む葬儀の雰囲気。お別れの在り方に備えられることはメリットの一つと言えるでしょう。

残された人の負担が軽くなる

「葬儀で掲げるに相応しい写真がない」
「遺影用に拡大するには画質が足りない」

など、なにかと検討事項が多くて忙しい葬儀の段取りにおいて、残された家族が遺影選びに苦戦するのはよくある話です。

また、残された家族が選ぶことになると、「故人はこの写真を選んで喜んでくれるだろうか・・・」と家族にとっても悩みの種になりかねません。

その点、生前に故人が自身で決めた写真ならば「この写真でよかったんだろうか」と悩ませることはありません。残された人の負担を軽減できることも、生前にラストフォトを決めておくメリットの一つです。

また「遺影を選んでもらうような重荷を任せられる人がいない」といったおひとり様暮らしの方が、生前に遺影写真を自身で用意する場合もございます。

例えばお笑いタレントのいとうあさこさんもバラエティー番組のなかで「終活の一環で遺影を撮影しました。おちゃらけるほうがみんな泣くだろうと思って」と、一升瓶を持った姿で遺影を撮ってもらったことをお話しされています。

残された家族に「遺影選び」の負担をかけたくない。
自分の死後に遺影選びを任せられる人がいない。
そんな方にとっても、生前の遺影作成サービスが選ばれているのです。

 

ラストフォトを準備する方法

では最後に、実際にラストフォトを準備する段取りをざっと把握しておきましょう。

 

写真店を決めること

近年では、遺影・ラストフォトの作成を専門とする写真屋さんも登場しています。

人生において何度も訪れない遺影写真の準備と言われても何から始めたら良いか悩ましいものですが、遺影写真の作成を専門とするプロにお任せすることで、今まで言語化することのなかった「最後に使ってもらう写真への自身の希望」を聞き出して、具体化してもらう機会にもなることでしょう。

まずはインターネット等で調べるなかで、ご自身の希望を叶えてもらえそうな写真店を調べましょう。

服装を決めること

撮影から編集、印刷まで依頼できる写真屋さんが見つかったならば、ここからはプロの提案を聞きながら段取りを進められることと思います。

写真屋さん、カメラマンからの提案や指示に従いながら準備を進めましょう。

最近では、遺影を専門とする写真屋さんに貸し衣装〜メイクの準備を依頼できる場合もございます。

服装によっても、写真に残る雰囲気が左右されるもの。服装や「こんな雰囲気で最後の写真を残したい」とのイメージを描いておきましょう。

家族、パートナーとともに準備すること

身近に家族や長く一緒にいるパートナーが居るという方は、ラストフォトを撮ってもらう際に、一緒に家族写真をとってもらっても良いかもしれませんね。

遺影だけを撮影しに行くのは、まだまだ禁忌な雰囲気があるかもしれません。しかし、家族の記念写真を残しつつ、各々のプロフィール写真を撮ってもらうような感覚でラストフォトを用意する備え方もあるでしょう。親の終活の一環で生前に遺影の用意を試みる際にも「家族の記念写真を残すこと」を目的に取り組むと、前向きな気持ちになりますね。

身近な人とともに撮影に臨むことで、日頃のリラックスした雰囲気が写真にも残ることでしょう。

 

「この人に任せたい」と思うプロへの依頼を

最後のお別れのシーンで使ってもらう遺影、ラストフォト。どんな写真を準備しておきたいか、イメージが浮かびそうですか?

そして、撮ってもらうカメラマンさんとの相性によっても引き出される表情が変わってきますよね。WEBサイトやSNSで調べることで、カメラマンの個性も見ることができる時代です。「この人に撮影を任せたい」と思うようなプロを選んで、ラストフォトを検討してみてくださいね。

投稿者プロフィール

土屋福美子
土屋福美子
一般社団法人 包括あんしん協会理事
株式会社 WISHLANE 取締役

【資格】
ファイナンシャルプランナー
終活アドバイザー
高齢者住まいアドバイザー
デジタル遺品アドバイザー

お金だけでは解決できない想いを叶え、生きた証を後世へ橋渡しするためのあなた人生のスパイスとして一生涯サポートしています。

約5000人の保険コンサルティング実務経験から
「お金、心、身体」のトータルサポートが必然。
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