少子高齢化や、首都圏の人口集中の影響で、一人で暮らすご高齢の方が年々増加しています。おひとりさまだからこそ、老後の問題や亡くなった後の手続きを任せる人がいないと、悩んでいる方もいらっしゃいます。
未婚で頼れる子供がいない方や、子供が遠方で頼れない環境の方におすすめの、おひとりさま終活士をご紹介します。おひとりさま終活士に依頼できることや、おすすめの理由をご説明しているため、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
おひとりさま終活士とは?
おひとりさま終活士は、独身の方や一人暮らし、お子様がいないご夫婦、何らかの事情で親族に頼れない方を支援する、終活のプロフェッショナルです。
おひとりさまのライフプランや終活の備えなど、アドバイスや手続きの代理を依頼できるため、老後の気になる問題に対してスムーズに対処できます。
おひとりさま終活士に依頼できること
おひとりさま終活士は、おひとりさまの生活をサポートから、亡くなったあとの手続きまで、トータルで生活をサポートしてくれる専門士です。
おひとりさま終活士に依頼できる、主な5つの内容をご説明します。
安否確認サービズや見守り
安否確認サービスは、万が一の災害や突然のケガ、病気に対して暮らしの安全をサポートするためのシステムです。おひとりさま向けの安否確認サービスとして、ホームセキュリティやアプリの利用手続きなどをサポートします。
たとえば、ご自宅の廊下に人感センサーを設置して、一定の反応がないと緊急連絡先に連絡が自動で入る仕組みや、アプリによる見守りサービス、ネットワークカメラの設置などを相談できます。
身元保証人と身元引受のアドバイス
おひとりさま支援の1つとして、身元保証人と身元引受に関してアドバイスを受けられます。
身元保証人は、入院や施設に入所する際に身元保証人が必要となった際、おひとりさま終活士が必要な身元保証人のサポートやアドバイスを行います。
また、治療方針の判断や入院の手続きや債務など、保証人として対応してもらえるため万が一の事態も安心です。
そして身元引受人は、契約者が亡くなった際に身柄の引き受けと荷物の引き取りなどを対応します。おひとりさまで、頼れる親族が周囲にいらっしゃらない方も、亡くなったあとの手続きまで安心して任せられるのです。
緊急連絡先のアドバイス
緊急連絡先は、急に体調不良で病院に運ばれた際や、勤務先が変わるとき、ほかにも賃貸契約時に登録する連絡先のことです。
緊急時に電話対応してもらえるため、いざという事態もスムーズな入院、治療に役立ちます。また、賃貸契約の際に、名前を書ける親族や知人がいなくても、緊急連絡先の確保をおひとりさま終活士に相談できるのです。
延命治療についてのアドバイス
延命治療の意思表示を伝えるためのアドバイスを受け取れます。
介護施設や入院先の病院から、延命治療について質問されることもあるため、意思表示の内容を詳細に決めておくといざという事態に自分の考えを伝えられます。
たとえば、最期は自宅で過ごしたい、食事がとれない時は胃ろうなどの治療を受けるか、ほかにも蘇生措置について、人工呼吸器の装着の希望など、どのような治療をどこまで受けたいのか、あらかじめ意思表示できます。
これによって、ご本人が望まない治療を受けるような事態を防げると同時に、自身の最期についてじっくりと考えるきっかけになります。
死後事務委任契約
おひとりさま終活士は、死後事務委任契約をサポートします。死後事務委任契約とは、死後の諸手続き、遺品整理、葬儀や埋葬に関する事務手続きの代理権を付与するというもの。
つまり、亡くなった方の死後の事務手続きを委任する契約のことです。おひとりさまが亡くなった後に必要となる手続きをまとめて委任できるため、老後の安定した暮らしにつながります。
こちらは基本的に公正証書を作成します。
任意後見契約のアドバイス
任意後見契約とは、認知症などで判断能力が低下した際に財産の管理や支払いなどを任せる人を決める制度です。
任意後見契約はご自身の判断力があるうちに、後見人を決める方法でどこまで請け負ってほしいのか、ある程度自由に希望を決められます。
おひとりさま終活士に無料相談しよう
終活支援の専門家である、おひとりさま終活士は無料相談や、終活セミナーを実施しています。
将来について体調の不安や金銭のこと、介護施設の探し方などの悩みを相談できます。
また、親御さんの将来的な介護や、亡くなった後の家の活用方法など、お子様からの相談も承っています。
ご相談は無料ですので、次のページからお気軽にお申込みください。
老後の不安を解消して、充実したセカンドライフを送るお手伝いをいたします。
投稿者プロフィール
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一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役
【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー
家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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