終活

「どう 生きますか 逝きますか」②

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今回も引き続き、8月6日発刊の週刊ダイヤモンド「死生学のススメ」死生観1万人調査のアンケートを基に考えていきます。

(本年6月下旬、全国の30~79歳の男女にアンケートを実施。年代ごとに約2000人ずつ合計9602人から回答を得ている。平均世帯年収は559万円との事。)

アンケート結果③ 「死生観の有無」

自分なりの死生観があるか、ないか の問いに対しては、「死生観あり」の割合が9.5%しかなく、前回の「死を考えたことがある」64.9%の回答と乖離しているのがわかります。つまり、死を考えたことはあるが、「死生観」までは持ってないという結果です。

 

さらにこの回答をもとに、死生観が生まれる過程として、「価値観(文化的・民族的価値観)」⇒「体験(生死を考えさせる体験)」⇒「準備(死に向けた準備)」という3ステップがあると考察されており、実際「死生観あり」の割合もこの3段階で増えていく結果になっています。

やはり、その中でも自分の身の回りでの「体験」があって初めて意識し、「死」に向き合い、自分なりの「死生観」が醸成されてくるということでしょう。

 

アンケート結果④ 死への準備の有無別・年代別・平均世帯年収の比較

30代・40代・50代の別で、「死」への準備ありと答えた方々となしと答えた方々の平均世帯年収の比較をしています。結果は以下の通りです。

死への準備、有り 死への準備、無し
30代 582万円 523万円
40代 612万円 586万円
50代 782万円 686万円

どの世代でも、「死の準備、有り」と答えた方々の方が、世帯年収が上回った結果となっています。現在の生活に安定感がある方が、将来や万が一の事に目を向ける余裕が出るということなのでしょうか?

アンケート結果⑤ 死への準備の有無別・墓の選択

続いて、「死」への準備ありと答えた方々の墓に対する考え方の結果です。

墓に入らない 墓に入る 分からない・その他
準備あり 37% 46% 17%
準備なし 26% 41% 33%

この結果から、「死」への準備ありと答えた方々は、墓に対する考えもより明確なのが、見て取れます。

超高齢化社会が到来しているこの日本にとって、終末期を迎える日本人それぞれの死生観の醸成が、遺された人々の負担の軽減や本人の意思の反映に繋がっていくことを改めて感じるアンケート結果でした。

・・・ つづく

FPコンサルタント 大井尉行

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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