ペットの終活活動を支援する「もしもの時のペット秘書サービス」代表の胡桃沢です。
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先日、遺品整理の仕事をしている人から、
「犬が残されているんだけど、どうしよう」と相談を受けました。
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もし、誰かが亡くなったとき、遺族の家にある物は、遺族が引き取ったり、処分したり、一部は古物商に売ったりすることもあります。相続されない家は不動産業者、車は中古車販売業者で売却することもあります。それでは相続されないペットは、誰が売却してくれるのでしょうか?実は、ペットには家や車のような中古市場が存在しません。そのため、遺族や遺品整理の仕事をしている人などから、「ペットの行き先を探してほしい」という相談を多く受けるようになりました。
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「人」の終活は、大変一般的になりました。
「終活」「エンディングノート」「介護」「葬儀」「仏壇」「納骨」「相続」など、いろいろありますが、
ぜひ「ペット」の事も早めに考えてほしいと思っています。
現在、引き取り手のない犬・猫は、保健所に連れて行かれることが多いようです。施設にもよりますが、1週間後には、ガス室で窒息死することになります。
運が良ければ、保護団体や近所の人が引き取ってくれることもあります。しかし、そのような幸運なペットはごくわずかです。
しかし、「人」の終活と同時に「ペット」の終活を始めれば、
万一、ペットだけ残されても幸せなペット生活を送る方法があると考えています。
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実際に残されたペットの行き場は、時間とお金があれば、次の飼い主(里親)を探せます。
しかし、里親はすぐに見つかるわけではありません。運よく、見つかっても実際に生活してみて、遺族のもとに返されることもあります。また、ペットの性格や健康状態によっては、里親探しをしないほうがよいケースもあります。
このようなことは、生前に飼い主とペットがどのような生活を送っていたのかを知ることによって、今後ペット一人になった時に、どのようなことができるか考えたり、準備したりすることができます。
「もしもの時のペット秘書サービス」は、ペットの終活のためのサービスです。
残されたペットが少しでも楽しい余生を送ることを望まれるのでしたら、ぜひご相談ください。
投稿者プロフィール
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一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役
【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー
家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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