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ガンになったら保険はどうする?病気・高齢でも入りやすい無告知型保険とは?

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「ガンと診断されてしまい、今から保険に入れない」
「70代になってからも保健に入れるか不安」

このようなお悩みがある方でも、加入できる可能性がある保険が無告知型保険です。無告知型保険は病歴がある方や今闘病中の方でも、医師の診断が不要で入れる保険です。この記事ではガンと診断されてからでも、入れる保険についてや、無告知型保険のおすすめポイント、注意点をご紹介します。

ガンになっても入れる保険は?

「ガンと診断されて働けなくなった」
「死亡保険にだけでも加入したい」

そんな病気で保険加入を諦めている方でも、入れる可能性がある保険をご存知ですか?医療費だけでなく、ご自身に万が一の事態が起きてしまい、遺族に葬儀費用を残したいといった願いも、保険に入ることができれば費用をまかなえます。

保険は医師による診断や病気の告知のもと、審査をクリアした方だけが入れる方法が定番でした。しかし近年では、医師の検査、告知書の提出がいらない無告知型保険が増えています。

つまりガンになったとしても保険に入れる可能性があり、さらに70代や80代といったご高齢の方でも、新しく保険加入できるシステムです。無告知型保険は死亡保障を目的としているものが多く、契約者が亡くなったあとに葬儀費用を補うために加入する方が増えています。

無告知型はこんな人におすすめ

無告知型保険は、どんな人でも入りやすいところが魅力です。具体的にどのような人におすすめなのか、3つのポイントをくわしく見ていきましょう。

病歴がある・現在闘病中の人

持病がある方、発病してしまった方は、告知義務がある保険に入ることはとてもむずかしいです。若い頃に入っていた保険も、気づけばすでに払込満了で今は保険をかけていないというシニアの方もいらっしゃいます。

新しく保険に入ろうにも、すでに病歴があり入れないまま、何年も過ぎているお悩みがある方は決して少なくありません。そんな中でも無告知型の保険なら、医師の診断、告知書が不要で申し込めます。

無告知型の保険は主に、加入申し込み時点で入院中ではない方や、認知症などではなくきちんと加入の意思を伝えられる方であれば、加入できる可能性が高いです。過去に入院していた人でも、すでに治療が終わっており現時点で再入院の予定がないのであれば、加入ができます。

つまり、すでに完治している病歴がある方はもちろん、現在闘病中でも入院はしていないという方であれば、十分に保険に入れる可能性があるのです。

死亡保障のみのシンプルな保険をかけたい人

無告知型保険はほかにも、死亡保障のみのシンプルな掛け捨てタイプの保険を探している方にもおすすめです。病気やケガのほか、万が一亡くなってしまったときも、死亡保障としてご遺族に支払われるシンプルな掛け捨てタイプがあります。

このような葬儀費用を目的とした保険は、無告知型や簡単な告知だけの限定告知型が中心です。告知が必要な保険とくらべると、保険料はやや高いものの幅広い年代の方が加入できます。

せめて葬儀費用だけは用意しておきたいといった、終活をしている方に特に支持されています。

無告知型保険に加入する際の注意点

無告知型保険は加入するにあたって、選ぶときのポイントがあります。無告知型保険の選び方のポイント、注意点は次の通りです。

何歳まで加入できるか

無告知型保険は、70代や80代でも加入できる種類が豊富です。その代わりに年齢が上がるほど、月額あたりの保険料は健康リスクが高いことと比例して支払う金額が高く設定されています。

なんと中には89歳まで加入でき、99歳まで契約を更新できる無告知型の保険もあります。人生100年時代と言われており、100歳まで生きる人々が年々増加しています。そんな中で、80代になってからも入れるといったシニア世代向けの保険が注目されているのです。

まずはご自身の年齢をもとに、加入できるかチェックしましょう。そのうえで保険料が予算の範囲内か、納得の契約内容か、確認することも大切です。

保険の加入はすぐに判断せず、複数の保険と比較したりプロに相談したりと、よく考えたうえで加入を決めましょう。

保険金の支払いがスピーディーか

無告知型保険に加入するときは、実際に保険金が支払われるスケジュールも調べておきましょう。特に死亡保障を目的とした保険であれば、葬儀費用などをすぐに補えるようできるだけ早く振り込んでもらえる保険がおすすめです。

たとえば書面の提出後、最短翌日まで保険金の振込に対応しているなど、スピーディな対応のところがおすすめです。中には死亡保険金を提携している葬儀会社に、直接支払ってくれる保険も存在します。

まとめ

ガンなどの病気になってからは、保険に入れなくても審査で落ちてしまうと諦めていませんか?病気になってからや、70代以上のシニア世代の方でも、新しく保険に入れる可能性は十分にあります。

しかし、無告知型は通常の告知が必要な保険と比較して、保険料が高いなど気を付けたいデメリットも存在します。保険料の支払いで生活費が圧迫されるといった状況にならないよう、支出とのバランスと保障の内容を比較したうえで、ご自身に合った保険を選びましょう。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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