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シニアライフを充実させる!なりたい自分ノートを作ろう

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定年退職後に時間ができたけれど、何をすればいいのかわからない。
子供の頃に大人になったらどんなことをしたかったのか思い出したい。

そんな願いには、シニア向けのなりたい自分ノートを作ることをおすすめします。エンディングノートとは違い、現在を中心にじっくりとご自身と向き合うノートとして、今後のシニアライフの充実につながっていくのです。

シニアライフを考えるためのなりたい自分ノートとは何か、特徴やリスト化するポイントを紹介します。

セカンドライフ充実のため自分と向き合おう

定年退職後に、時間的、経済的なゆとりができた世代は、改めてご自身の希望とこれまでの人生を振り返る良いタイミングです。過去を振り返ると同時に、今後どうしていきたいのかセカンドライフの計画を立てることで、より充実した日々を送るきっかけになるのです。

セカンドライフは、ゆったりと過ごせるひとり時間が増えて、さらに自分基準で何をするのか選べる機会が増えます。朝から夜まで働き、子育てに追われていた時期が終わり、時間ができるといざ何をしたいのか、すぐに思い浮かばない方もいます。

せっかく時間が増えても、何をすればいいのかわからず家でテレビを見て過ごしてしまうと後悔する結果にならないよう、改めて自分の考えと深く向き合っていきましょう。

なりたい自分ノートとは?

今の自分の考えに気づき、どんなセカンドライフを送りたいのか考える道具となるものがなりたい自分ノートです。なりたい自分ノートは、若い世代がダイエットや夢を叶えるために記録するノートというイメージを持っている方もいます。

しかし、なりたい自分は何歳からでも思い描くものであり、ノートで実際にどんな風に生きたいのか、どんなシニアになりたいのか記録することで、毎日意識的に活動していけます。

人生100年時代と言われている今だからこそ、なりたい自分ノートを作ってみてはいかがでしょうか。

エンディングノートとのちがい

セカンドライフに向けて書く、なりたい自分ノートはこれまでの人生でやりたかったけれど、時間的、経済的な余裕がないなどの背景から先延ばしにしていたことを積極的に記録します。エンディングノートもシニアライフを充実させるため、やりたいことを記録する方もいますが、どちらかと言えば万が一の事態にそなえて、あらかじめ保険や介護のことなどの希望を記すことが主な目的です。

ご自身が亡くなった後に、ご遺族への負担をできるだけ減らすため、望む最期を迎えるために、どんなことを望むか残しておくことがエンディングノートです。

シニアのなりたい自分は、セカンドライフで一度中断したことに再チャレンジしたり、お世話になった人に会いにいったりと、働いている時期よりも時間的な余裕がある今こそ、取り組みたいことをリストアップしていきます。

なりたい自分ノートを作るメリット

なりたい自分ノートを作ることで、シニアライフでやるべきことを明確化して、日々を充実させていけます。定年退職後、やりたいことがなかなか見つからず、家に閉じこもって過ごしてしまいがちな方もいらっしゃいます。

しかし、なりたい自分ノートは忘れていた子供の頃の夢、若い頃に思い描いた理想の生き方を思い出し、挑戦するきっかけを得られます。なりたい自分ノートを通じて、一人で行うことだけでなく、ご夫婦やお子様たちといっしょにやりたいことも思い出すきっかけになります。

ご自身と周囲の方々との関係がさらに充実していくこともなりたい自分ノートを作る魅力と言えるでしょう。

なりたい自分ノートの書き方

なりたい自分ノートでは、主に次のことを考えて項目ごとにリストアップしていきましょう。

  • 今の趣味・特技
  • 子供の頃など若い頃に熱中していた趣味
  • ご自身・ご家族と叶えたかった旅行などのやりたいこと
  • 子供の頃の憧れ
  • 今後やりたいこと

この5つをリストアップすると、過去から願ってきたことと好きだったものを思い出せます。さらに、ご自身、ご家族と叶えたかったけれど、時間的、経済的な厳しさから、叶えられなかったレジャーや旅行に行く計画を具体的に立てるきっかけになります。

また、今後挑戦したいこととして子どもの頃に憧れていた生き方や、大人になったら好きな本をコレクションしたいといった夢を実現することも、なりたい自分ノートで本当のご自身の願いを満たす足がかりになるのです。

過去、現在、未来の3つの時間から、なりたい自分をリスト化して、今後どんな生活をすれば夢を叶えていけるのか計画を立てられます。

たとえば周囲の人々の役に立ちたいと願うのなら、定年退職後に再就職やボランティアへの参加など、再び社会と深く関わる生き方を考えていけます。一方で趣味や特技をもっと極めたいと願うのであれば、生活のうち趣味に打ち込む時間を増やす生き方を主軸にできるのです。

まとめ

シニアだからこそ、やりたかったことにチャレンジしようという方が増えています。やりたいことに気づくきっかけこそが、シニアのなりたい自分ノートです。エンディングノートとは違った、今だからこそ取り組みたいことに焦点を当てたノートなのです。

自分だけが気軽に見るノートだからこそ、自由な発想でやりたいことや希望を書き記していってみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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