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高齢者施設や老人ホームの種類について 〜50代からの終活〜

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人生100年時代と言われて久しい昨今、シニアライフの過ごし方について健康なうちに備えておきたいものです。50代からの終活をテーマにお届けしているコラムシリーズですが、今回ご紹介するのは「高齢者施設や老人ホームの種類」について。町中にも色々な高齢者向け施設が充実していくこの頃ですが、実は施設ごとに種別や特徴が異なる点をご存知でしょうか? 老人ホームの種類ごとの特徴についてご理解の上、老後のライフステージごとにどのような施設へ入居したいかご検討ください。

老人ホームの種類と特徴

老人ホームの種類と特徴を知る場合、いくつかの指標によって比較することで違いが分かります。主な比較条件は、

・民間施設か公的施設なのか
・その施設で行われている介護サービスの特徴
・医療、看護、介護スタッフの在中体制

といった条件が老人ホームの種別によって異なります。

また、認知症の有無、どの程度身体が動かせて自立的な生活を送ることができる状態かによっても入居できる施設が異なります。種類が多くて複雑に思える高齢者向け施設ですが、一般的な特徴について下表にまとめましたのでご覧ください。

 

介護保険制度が利用できる公的施設とは

なお、公的な施設については「介護保険施設」と総称され、国が設ける介護保険制度から利用に対しての補助が支給されます。公的な介護保険施設の利用にあたっては、

・年齢が65歳以上であること
・要介護認定1〜5等級に認定されていること

といった条件が定められています。

65歳未満で特定疾病による介護を要した場合

40歳〜64歳の年齢であっても、特定疾病と認められた際は介護保険施設の利用を認められます。
現行制度で要介護認定が受けられる特定疾病に認定されているものは、下記の通りです。

末期のがん ※医師が医学的知見にもとづいて、回復の見込みがないと判断した場合のみ
関節リウマチ
ALS(筋萎縮性側索硬化症)
後縦靱帯骨化症
骨折を伴う骨粗しょう症
初老期における認知症
進行性核上性麻痺、パーキンソン病(パーキンソン病関連疾患)、大脳皮質基底核変性症
脊髄小脳変性症
脊柱管狭窄症
早老症
多系統萎縮症
糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症
脳血管疾患
閉塞性動脈硬化症
慢性閉塞性肺疾患
両側の膝関節、股関節に大きな変形をともなう変形性関節症要介護1~2で、特例要件に該当すると認められた方

 

自立度合いに応じた受け入れ施設

介護を要する状況に応じた受け入れ状況は、下記の表を目安に御覧ください。

ご覧のとおり、原則として、自立度が比較的高い状況(要介護度が低い段階)については、公的施設では受け入れが実施されておりません。日常生活に支障がない高いでも高齢者施設への入居を希望する場合は、まず民間施設を利用する前提で計画を立てましょう。加齢等に伴い要介護度が上がった際には、公的施設への住み替えを行う可能性もございます。

次のコラムでは、高齢者施設の種別ごとで異なる費用の目安についてお伝えします。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー®
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。

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