高齢化で崩壊する3k
健康、お金、家族
老後のお金についての続き…
ライフプランを考えて、キャッシュフローを作ったという50代半ばの方からお話しを聞き、不安を超えて落胆にも似た気持ちになりました。
定年後の資金シミュレーションが、これでは役に立たなくなる可能性がほとんどだからです。
役に立つとしたらそれはPPK〔ピンピンコロリ〕と逝く場合だけです。
ほとんどの人は、ほぼPPKではなく、BNKを歩みます。
BNK…Bは病気、Nは認知、Kは介護です。このBNKを考慮したシミュレーションが必要です。
一体BNKはいくらかかるのでしょうか?
B病気、がんの治療費
全日本病院協会2013年によると、 胃がん292,518円〔3割負担〕
脳梗塞745000円〔3割負担〕となっているが、病気治療が終わった後に退院後のリハビリに費用がかかる。
平均90日のリハビリで約108万円〔3割負担〕かかる。
そして、脳梗塞は身体や言語、意識に後遺症が残る場合も多く、自宅での生活をするにも家の改修やヘルパーさんなどにも費用がかかります。
同居の家族がいない場合や配偶者が高齢の場合は、ヘルパーさん以外に世話になる専門家への費用やサービス利用に費用がかかってきます。
病気の入院費用や手術代などはわりと保険を準備している場合も多いので、ある程度保険で補える場合も多いですが、退院後の費用や生活サポートの費用は考慮されていなく、これらのリスクについても準備が必要です。
そして、認知、介護になった時の費用をシミュレーションに組み込んでいかなく必要があります。
実際には、自分がどんな病気にかかるのか分からないと試算しても役に立つか分かりません。
自分がどんな病気になるリスクがあるのか?
そんな事は、神のみぞ知る⁈
いえいえ、今はそれらを私達は調べてシミュレーションしています。
次回は、認知、介護の費用についてお話します。
投稿者プロフィール
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一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役
【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー
家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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