これからの3K・・・健康・お金・家族
この3Kが高齢化、長寿化で崩壊する時代がすぐそこに来ています。
今回は、健康についてお話しします。
平均寿命は年々伸びていますが、健康な状態で最期を迎える方は、残念ながら少なくなってきています。
健康寿命と平均寿命の差 男性9.02年 女性12.4年
「あのおじいちゃん、昨日まで元気に水泳したりお話ししてたのにねぇ・・・」と、先日スポーツクラブで話題になっていました。
毎日1000M泳いでる87歳のおじいちゃんでした。「薬も飲んでないし、病院も通ってないし毎日楽しい」といつも話していました。
このおじいちゃんのように、健康寿命と寿命が重なっているいる方が、不安や悩み苦しみを長く抱える期間が少ないことが望まれますが、多くの方は健康寿命と寿命には、かなりの差があります。
健康寿命と平均寿命の差 男性9.02年 女性12.4年・・・こんなに長いのです。
介護の必要がなく健康的に生活できる期間を示す「健康寿命」について、2013年は男性71.19歳(同年の平均寿命は80.21歳)、女性74.21歳(同86.61歳)だったと公表しました。
私のクライアントのTさん(男性・当時55歳)は一人で暮らしていたので、定年後のライフプランと一人で生きていく為の準備をしていました。準備半ばで脳梗塞で倒れました。
倒れてすぐに搬送されたので、命をとりとめることは出来ました。ただ、左半身の麻痺と記憶障害、認識障害が残りました。治療や後見については準備していたので、私が継続してサポートできているので、見ず知らずの人とは違い今でも安心してくれています。たまに、以前お会いした時の話をしたりして嬉しそうな笑顔をみせてくれます。
遺産については、未来の子供達に役立てたい・・・とお話しされていましたが、遺言は作成前でしたし、介護施設についての希望をお聞きする準備ができていないまま倒れてしまったので、これは叶えてあげる事がもう出来なく残念です。
私たちは、これからの時代を「健康で幸せな老後」を目指すために健康寿命を延ばす努力と、健康ではない期間すなわち、病気、認知、介護の時期をどう過ごすのかを元気なうちに考えて準備をしていかなくてはなりません。
終活アドバイザー 大和 泰子
投稿者プロフィール
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一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役
【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー
家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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