高齢化で崩壊する3K
それは健康、お金、家族。
今回は、お金についてお話しします。
先日も、いったい老後資金はいくらかかるのでしょうか?…と30代の若い世代から質問されました。
か定年後の人生が平均20年から30年、100歳まで生きたら、なんと40年です。
貯金を切り崩して生きていくと考えると不安になるのも当然です。
しかも、この期間の為の資金を働いている間に貯めていかないといけないとなると計画的に準備をするしかありません。
もしくは、宝くじをあてるか親の財産を確実に相続するか…
年代に関係なく、お金の不安は尽きないものですが、準備は早いことに越したことはないです。
老後資金の準備額の平均
●老後の最低予想生活費 1カ月27万円
●年金受給額を引いた必要貯蓄額
約2,173万円
金融広報中央委員会が実施している「家計の金融行動に関する世論調査」で、老後平均額の回答
でも平均額で計算してはいけない。
この平均額の数字で計算するのは問題があります。
よくこのように平均値から試算した額で、自分に置き換えて準備していても、ずっと不安なままです。
それは、平均値はただの数字だからです。
在り続けたい自分はどんな自分ですか?
数字や平均では、計り知れない大切な大事な事、それは自分の在り方だと私は思うのです。
自分の思いや願いに合った準備をすると、安心して自分らしく生きていけます。
自分がどう在りたいか?を考えて、それから計算していく必要があります。
もう一つ大きな問題に、老後資金シミュレーションの基礎に欠けている事があります。
ほとんどのシミュレーションは、生活費で計算しています。
ちょっと気の利いたFPさんにお願いすると、旅行、趣味、冠婚葬祭やおつきあいの費用など生きがいや楽しみの部分も考慮したシミュレーションを作ってくれる事もあります。
でも、これだけでは最期まで自分らしく在る事は出来ないのです。
次回に続きをお話しします。
終活アドバイザー 大和 泰子
投稿者プロフィール
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一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役
【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー
家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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