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【終活】エンディングドレスとは?デザインの特徴や選び方を紹介

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「エンディングドレス」という言葉を聞いたことはありますか?エンディングドレスはいわゆる死装束のことで、棺桶の中での最後の装いとして故人が着用するためのドレスです。

日本では死装束と言えば、仏式の白い着物が定番でしたが、近年では華やかで美しいエンディングドレスを着たいという女性が増えているのです。

この記事では今注目されている、エンディングドレスとはどういうものなのか、デザインの特徴をご紹介します。また、エンディングドレスの費用の目安など、気になる情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

今注目のエンディングドレスとは?

エンディングドレスは、洋風のドレスのデザインで納棺の際に故人に着せる最後の衣装です。日本では仏式の白い着物の経帷子(きょうかたびら)が長らく使われてきました。

しかし、終活が注目される中で人生最後の装いだからこそ、美しいドレスを着たいという女性が増えています。そんな中、デザインされたエンディングドレスは白を中心とした美しいデザインで、華やかな姿で最後の時間を過ごせます。

たっぷりのレースやオーガンジーをあしらったデザインや、袖にギャザーを使ったボリューミーな見た目は、まるでこれからパーティーに向かう姿のようです。ピンクやブルーといったカラフルなエンディングドレスもあり、素材もシルクやサテンなどを選択できます。

経帷子姿ではいかにも死人の姿という印象が強い中、華やかなドレスを着ることで、故人が望むエンディングを叶えられるだけでなく、遺族にとっても美しい姿が思い出として残ります。

ずっと闘病していて病院着やパジャマでいることが多かった女性も、最期は好きなドレスを着られるといった喜びもあります。

人気のエンディングドレスを紹介

エンディングドレスはさまざまなデザイン、価格帯があります。販売しているメーカーも増えており、選ぶときに悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。

エンディングドレスの中でも、人気のデザインや選ぶときのポイントについてご説明します。

袖・スカートがボリューミーなデザイン

闘病によって痩せてしまった方には、袖やスカート部分にたっぷりのギャザーを使ったエンディングドレスがおすすめです。

ボリュームを出すことで体型が気にならず、健康だったころの姿を再現できると好評です。また、袖や首回りにレースを使っているデザインのエンディングドレスも、繊細な美しさを楽しめます。

装飾は火葬のときに残ってしまう金属類がついていないタイプを選びましょう。

着用が簡単なガウンタイプ

エンディングドレスは遺族が着せやすいデザインのものを選ぶと、スムーズに着用できます。おすすめはガウンタイプのエンディングドレス。

湯かんのあとにそのまま着物のように羽織れば着れるため、遺族が着替えを手伝う必要があるときも、複雑にならず着替えが簡単にできます。

購入するか自作するか考える

エンディングドレスはメーカーから販売されているものもあれば、自作する方もいらっしゃいます。
メーカーでの購入は気軽にできるうえ、闘病中で自作がむずかしいといった方でも選びやすいところがメリット。

一方で、自作する方は生地選びから自分好みの装飾まで、時間をかけて一から作れるところが魅力です。ハンドメイドがお好きな方はもちろん、最期の装いは自分の理想のものを身に着けたいという方は、早い時期からエンディングドレスを作ることもできます。

エンディングドレスを決める時期はいつでも決して早すぎるとは限りません。後悔しないように、思い立ったときから自作を進めることで、万が一の病気のときに制作が進められない状況になってもエンディングドレスを完成させられます。

エンディングドレスの予算は?

エンディングドレスの購入を検討している方は、費用がどれくらいなのか気になるのではないでしょうか。
エンディングドレスの費用は、ずばり使ってる素材やデザイン、メーカーによってかなりの違いがあります。
平均として3万円台から20万円台まで販売されています。エンディングドレスを選ぶ方は、価格よりも着たいデザインから選ぶケースが多いです。

年々エンディングドレスの新作が登場しているため、興味がある方は理想のデザインのエンディングドレスを早めに探してみてはいかがでしょうか。

まとめ

エンディングドレスは死装束を華やかで美しいものにしたいという女性に支持されています。洋風のドレスはボリュームがあり、素材もシルクやサテンの光沢が美しい高級感のあるデザインがそろっています。

細部にまでこだわったデザインと、着せやすさなどを考えられた、エンディングドレスならではのデザインと機能性は年々向上しています。白を中心にピンクやブルーといった明るいカラーもラインナップしており、和装タイプも用意されています。

終活を考えている方は、死装束についても自分の希望を叶えるようなデザインを早めに選んでみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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