健康寿命

シニアの噛む力を鍛えよう!オーラルフレイルの予防とは?

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高齢になると筋力が下がってしまい、それにともなって食べ物を噛む力も衰える原因になります。

口の機能が衰えることを「オーラルフレイル」と呼び、近年健康寿命を延ばすためにオーラルフレイルの予防が注目されています。

この記事ではシニアの噛む力を鍛える重要性と、オーラルフレイルの予防方法についてご紹介します。

今オーラルフレイルの予防が注目されている

オーラルフレイルとは、高齢になったことで筋力が衰え、噛む力や飲む力、話す力などの口腔機能が衰えている状態のことを意味します。

このような口の動きが衰えている状態は、老化サインの1つです。年齢とともに筋力が低下してしまい、舌が動きにくくなることが、食べ物をうまく飲み込めなくなったり、滑舌が悪くなったりする危険性につながるのです。

口腔機能の衰えは食事の楽しみが減ってしまうことだけでなく、滑舌が悪くなることで会話がスムーズにできないという不安から、自然と社会とのつながりまで薄くなってしまうリスクがあります。

食事による人とのつながりが減り、滑舌の低下によってうまくコミュニケーションがとれないことで、体だけでなく心の不健康にもつながることになってしまいます。だからこそ噛む力を鍛えることがとても重要です。

噛む力が衰えるリスクとは?

噛む力が衰えるリスクはさまざまなものがあります。口の健康が全身の健康につながると言っても過言ではありません。

噛む力が衰えることによるリスクについて、より詳しくご説明します。

食べ物を喉に詰まらせる危険

噛む力が弱まってしまうと、食べ物をしっかりと咀嚼できずに喉に詰まらせる危険性が高まります。大きな食べ物を無理に飲み込もうとすれば誤嚥につながり、最悪命の危険につながることも十分に考えられるのです。

そのため、顔周りの筋力低下は放置せず、普段からしっかりと顎を動かすように、噛む回数を増やして食事をすることややわらかい食べ物だけでなく噛み応えのある食材を食べることが大切です。

噛む回数を意識して顎周りを鍛えることで、オーラルフレイルの予防に役立つのです。

認知症の原因につながる

噛む力が弱まって噛む回数が減ってしまうと、認知症のリスクが高まると言われています。噛む力が減ると脳への血流が減っていき、老化が加速する原因に。

さらに食材が偏ってくるため、摂取する栄養が偏りがちになり、ますます脳に必要な栄養が届かない危険性が高まるのです。

歯の本数と認知症の関係では、19本以下になると認知機能が低下するといわれています。

顎の力があっても歯の本数が少なかったり、きちんと歯科治療を受けていなかったりすると、よく噛まずに食べ物を飲み込みやすくなり、脳の血流量の低下につながるのです。

食事の幅が狭まる

噛む力が弱まることで食事の幅が狭まると、栄養のバランスが崩れるだけでなく、社会的なつながりも薄くなるきっかけになります。

特定の食べ物しか口にできなくなれば、外で食事を楽しみづらくなり、友人と外に食事に行く機会が減ったという例もあります。

知人や家族とのつながりが薄くなり、家にいる時間が長ければ脳の刺激が少なく、認知症の原因にもつながるのです。また運動不足が続き、さらに筋力低下の原因になってしまいます。

噛む力を鍛えるためのオーラルフレイル予防法

噛む力を鍛えてオーラルフレイルを予防するには、毎日の食事や適切なマッサージが大切です。噛む力の衰えを防いで、健康寿命を伸ばすために心がけたいオーラルフレイル予防法をご紹介します。

ブクブクとうがいしたり、声を出しながらガラガラうがいをすることも、顎周りの筋肉を動かす方法です。

噛んで飲み込む力をつける体操を意識することで、舌も動きやすくなり滑舌の改善にも役立ちます。

適度に噛み応えのある食材をとりいれる

普段から食事に噛み応えがある食材を使ったメニューを取り入れましょう。

具体的にはごぼうなどの根菜類、白米をもち麦や玄米といった雑穀米に変えるだけでも、弾力感が増すため自然と噛む力が強くなります。ほかにも、おやつでさきいかや煮干しといった固い食材を選ぶこともおすすめです。

首・口まわりの体操をする

オーラルフレイルは筋力の低下が原因で起こります。特に噛む力が衰えている方は、首や口まわりの筋力が弱くなっていたり、固まっていたりする可能性が高いです。

首や口まわりを簡単な体操で適度に動かして、筋肉をほぐしましょう。おすすめは口を大きく開けたり閉じたりする動きや、舌を左右に動かしたり回したりする顔面体操です。

隙間時間に短時間でできるため、テレビを見ているときや家事の合間など、口と舌を動かして柔軟に保ちましょう。

定期的に歯科治療を受ける

しっかりと歯科治療を受けて、歯の健康を保つことが噛む力を保つ重要なポイントです。特に年齢を重ねると入れ歯や差し歯になる方も多くいますが、抜けた歯をそのまま放置している方もいます。

きちんと義歯を使って固いものをしっかり噛めるように治療を受けて、どんな食材でも楽しく食事できることが理想です。

1年に1~2回は定期健診を受けて、歯や歯茎の状態を調べてもらいましょう。

また、普段から義歯のお手入れをするなど、適切に使って清潔に保つことが大切です。

まとめ

シニアにとってオーラルフレイルに対して予防することは、健康寿命を伸ばして食事や周囲の人々とのコミュニケーションを楽しめる人生につながります。

特に食べ物や飲み物を飲み込む力が衰えてしまえば、嚥下障害を起こして命の危険性につながることもあり、噛む力が弱まったことを放置しないように早めの予防が大切です。

噛み応えがある食材を意識してとることや、普段から顔周りの筋肉を動かす体操を意識して取り入れましょう。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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