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【飼い主の緊急時に備える】動物病院が引き取る「ペットあんしんケア制度」とは?

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近年、ペットの飼い主の高齢化に伴い、飼い主の入院や亡くなった後もペットが安全に暮らせる制度が注目されています。

その中でも、日本ペットオーナーズクラブが提供しているペットあんしんケア制度は、飼い主に万が一の事態が起きた際に事前に登録している動物病院がお世話してくれる制度です。

この記事では、ペットあんしんケア制度の特徴や申し込み方法をご紹介します。ペットを飼われている方も、一人暮らしの親がペットを飼っている方も参考になさってください。

ペットあんしんケア制度とは?

ペットあんしんケア制度とは、飼い主が重い病気にかかってしまったり、亡くなったりした際に、登録していた動物病院にペットを預けられる制度です。
生前のうちに信頼できる動物病院に申し込めば、万が一の事態が起きたときも安心してペットを任せられます。

ちなみに事前に同意がある場合は、院長からの紹介により新しい飼い主の家族になる「里親制度」も用意されています。動物病院や新しい家族の元で、ペットが安全に暮らせるため、ご高齢の方やおひとりさまに注目されています。

ペットあんしんケア制度の特長

ペットあんしんケア制度はどういったところが魅力なのか、特長を1つずつ詳しく見ていきましょう。

飼い主の死後にかかりつけの病院に預かってもらえる

ペットあんしんケア制度は、生前のうちに申請書を申し込んで「プレミア会員」に登録します。契約が済むと、入会金や登録料、年会費などを支払ったのち、事務委任契約の手続きを行います。

公正証書で正式に契約を結ぶため、飼い主に万が一の事態が起きても安心して任せられます。何よりペットを預かるのは、動物病院のためペットの健康面で不安がある方も安心です。ペットの体調不良などにもすぐに治療や処置をしてもらえます。

ちなみに終身で預かりをお願いする場合は、予定支払い年数ごとに年間生活費を支払います。登録できる動物病院一覧は、公式サイトから確認できるため最寄りの動物病院が対応しているか調べておきましょう。

また、動物病院によっては、広々とした施設にドッグランなどを完備した、快適なペットの住居が用意されています。

会員が元気な間も短期間の預かりを依頼できる

ペットあんしんケア制度のもう1つの特長は、生前のうちから会員の希望に合わせて預かりをお願いできる点です。出張や旅行、短期間の入院などのある程度の期間だけ、ペットを預かってほしいといったお願いも可能です。

ペットホテルと違って、普段から通いなれた動物病院に任せられる安心感が魅力です。ほかにも飼い主が高齢でお世話ができなくなってきた、認知症になったなどの病気やお世話が不安な状況でも、ペットを任せられるため安心です。

生前からペットを預けられる条件

生前からペットを預けられる条件は、次のいずれかを満たしている必要があります。

  • 入院1週間~1年未満必要となった場合
  • 認知症を発症してペットのお世話を十分に行えない場合
  • 7泊以上の海外旅行・勤務・長期出張に行く場合
  • 長期にわたり老後施設や特養ホームで生活する場合

7泊以上の入院や出張、旅行などに対応しています。

ほかにも、長期にわたる施設の入所、入院なども希望する期間の間ペットのお世話を依頼できます。今のところ健康不安がなくお仕事をされているシニアの方でも、ペットのお世話ができなくなる可能性はあります。

残されたペットの安全な環境を確保するために、早い段階から信頼できる動物病院を見つけて、契約してみてはいかがでしょうか。

ペットあんしんケア制度の申し込み方法は?

ペットあんしんケア制度は、日本ペットオーナーズクラブによる運営です。
日本ペットオーナーズクラブはペット保険などを展開している、20年以上の実績があります。

ペットあんしんケア制度の申し込み方法の手順は次のとおりです。

  1. 資料請求にある申請兼申込書・報告書所定の用紙に記入して郵送する
  2. 申請料として申込人3,000円+ペット1頭ごとに2,000円を指定口座に振り込む
  3. 入会審査後に合格通知書で報告
  4. 相談会で生活費などの契約内容の説明を聞く
  5. プレミア会員入会手続きと入会金・登録料・年会費を支払う
  6. 事務委任契約などの手続きを進める
  7. 終身お預かりのための予定総生活費を管理しておく

ペットあんしんケア制度は、申し込み後に審査があります。合格すると相談会で契約内容や、ペットの予定生活費などの総額の説明を受けます。

その後問題がなければ、入会手続きと入会金を支払う流れです。ペットのお世話を任せられるよう、公正証書による事務委任契約も行います。

きちんと法的な手続きを元に動物病院がペットを預かるため安心して利用できます。ペットの予定総生活費は愛犬のタイプや年齢によって異なります。

おわりに

ペットあんしんケア制度は、動物病院と連携している日本初のペットのための制度です。動物病院に終身でお世話してもらえるほか、希望すれば新しい里親も探してもらえます。

費用の管理は信託会社にあらかじめ預託するため、認知症や重病、万が一亡くなってしまったあとも、飼い主に変わって費用を管理してもらえます。毎日獣医師や看護師による健康チェックや、定期的なトリマーによるケア、運動など、愛犬や愛猫にとって健康的で安全な環境で過ごせます。

興味のある方はペットのために資料請求してみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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