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エンバーミングとは?映画でも注目された「遺体の美容師さん?」

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終活・FP 大和泰子
みなさんは「エンバーミング」という言葉をご存知でしょうか?エンバーミングとは「遺体の殺菌、防腐を行い修復や化粧をして、生前の美しさに仕上げてくれる技法」のことです。エンバーミングという言葉自体は日本ではあまり馴染みのない言葉かもしれませんね。

エンバーミングとは?土葬地域では一般的な技法。

日本語では遺体衛生保全というこのエンバーミングは、ご遺体を消毒や保存処理、また必要に応じて修復することで長期保存を可能にする技法のことができるのですが。アメリカなどのように土葬が基本の国では、ご遺体から感染症が蔓延することを防止する目的からもこのエンバーミング技法が用いられています

また、エンバーミングの目的は、ご遺族のかけがえのない身内を失った悲嘆を少しでも和らげ、慰めることにあります。
具体的には、ご遺体が常温でも保存されるようにし、ご遺体の全身と毛髪を洗浄し、美容的な処置や化粧などで表情を整え、仕上げにはご遺族の希望に沿った衣装を着せます。こうして、ご遺族にとっては故人があたかも生前のままに眠っているかのような、安らかな姿にご遺体を修復して保つのです

このように「エンバーミング」を提供できるのは「エンバーマー」とよばれる専門技能者で、遺体処置技術だけでなく医学・生理学などの知識・技術を修得し、なおかつ葬儀葬送やグリーフケアの知識・経験も求められるのです。

終活・FP 土屋福美子
今回はそんなエンバーミングの会社を経営されている株式会社ヴェクサスの代表取締役谷和典さんとお話しさせていただきました。

エンバーミングについてさらに詳しく知りたい場合は株式会社ヴェクサスのページがわかりやすいです。

私がエンバーミングのお話を聞いて思ったこと。

私が逝き天国へ旅立った時は、安らかな死に顔でお別れしたい。
エンバーミングをしてもらうことで気候や室内環境にもよりますが、1〜2ヶ月きれいな状態でいられます。遠方からくる家族に慌てさせずに、最後のお別れが出来ます。

100%確実に誰にでも死は訪れます。しかし人生の終わり方は、誰にも分かりません。私自身もどんな最後なのかを考える時、例えば事故の場合は、顔に損傷があるかもしれない。ガンの闘病後は痩せこけて誰だかわからないかもしれない。心臓が急に止まったら、顔が紫色になりお別れに来た人が辛い気持ちになります。

日本ではあまり知られていないこのエンバーミング。一時期「おくりびと」という映画が大ヒットし、注目を浴びたこともあります。

最後の死因は分かりませんが、闘病生活になった時、介護になった時、そして死後の姿も自分の希望を残しておきたいと思います。
自分の為にも、家族の苦しみの軽減の為にもエンバーミングは必要だと思いました。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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